結婚を機に田舎に移住する事になったけど・・・
移住先でうまくやっていけるかな?
この記事はこのような疑問や不安を持つ人に向けて書かれています。
- 田舎への移住がうまくいく人の特徴
- 失敗談から学ぶ田舎への移住で陥りがちな罠
- 移住後に心がけるべき生活
“ささ”と申します。プロフィールは以下の通り。
- 結婚を機に都会から地方に移住(20年経過しました)
- 3人の子供の母
- 管理栄養士として総合病院、クリニック、特老などの勤務
- 現在は管理栄養士として独立し、企業などで栄養指導を行う
近年、穏やかな生活を求め望んで地方への移住を検討する方々が増えています。
一方で、結婚などの理由により自分では積極的に望んでいないにもかかわらず、田舎への移住を決断をする方もいます。
私の場合も、田舎暮らしを強く望んだ訳ではなく、結婚をきっかけに田舎暮らしがスタートしました。
田舎での暮らしは仕事の機会の減少や生活の利便性の低下など、都会生活と比較して犠牲にしなければならないこともあります。
そのため田舎への移住は、実際の生活環境をしっかりと考慮し、計画的に進めることが重要です。
この記事では、田舎暮らし20年になる私が思う“うまくやっていく”ために必要なマインドセットと“陥りがち”な罠について説明します。
自然との共生を望む人から、都市の便利さを手放せない人まで、多様な視点から地方移住の現実を探り、自分にとって最適な生活の選択をするためのヒントとして下さい。
\ 自己分析をしてみるのもオススメです /
移住成功者の共通点:7つのマインド
田舎暮らしが上手くいく人の特徴
田舎暮らしをポジティブなものとして捉えることが出来るのは、次のようなマインドを持った人達です。
7つ・・・
結構たくさんあるね(汗)
全ての特徴を備えていなくても意外とやっていけますよ
新しい環境に柔軟に対応する適応力
田舎暮らしに適した人に共通するのは、新しい環境への高い適応力です。
移住は多くの変化を伴います。異なる気候、文化、生活習慣への対応が求められます。
例えば、都会では当たり前だったサービスや施設が田舎にはない場合、自分で代替策を見つけたり、新しい習慣を身につけたりする必要があります。
柔軟な心構えと適応の能力が、移住生活を豊かにする鍵となります。
地域コミュニティに積極的に関わっていける
地域コミュニティに溶け込むことは田舎暮らし成功の大きな要因になります。
地元の行事や集まりに積極的に参加し、地域の一員としての役割を果たすことでコミュニティにうまく溶け込むことが出来るはずです。
この点に関しては私も少し苦手です。
ゴミ出し当番が回ってきたり、回覧板を回したり程度のつながりでも意外となんとかなってます。
一時的なトレンドに惑わされない
田舎でのスローライフ憧れる
↑こんな意見や
地域コミュニティへの参加など、田舎での生活は息が詰まるって聞いた
↑こんな意見など
メディアからは田舎暮らしについて様々な情報が出てきます。
多くのメディアから提供される情報では地方移住を極端なものとして描かれがちですが、実際のところは必ずしもその通りではありません。
移住を成功させるには、一過性の流行や瞬間的な判断ではなく、将来を見据えた計画が必要です。
田舎でも都会でも、良い所もあれば、ダメな所もあります。
現実的で長期的な目標と計画を持つことで、移住生活はより確かなものになります。
シンプルな生活志向
シンプルな生活を望む人も田舎暮らしに向いています。
必要最低限の物で満足し、自給自足に近い生活を楽しむことができる人は、田舎での生活を充実させることができるでしょう。
ないものは無いと割り切れれば意外と気が楽になります
このくらい割り切って”ない”ものをアピールしている自治体もあります。
このたび海士町は、‘海士らしさ’を表現するロゴマークを決定いたしました。
キーワードは、『ないものはない』。
[引用元]島根県海士町Webサイト
孤独や不便さを楽しめる
孤独や不便さが苦にならない方であれば都会で暮らすよりも田舎暮らしの方に適正があると思います。
しかし、多くの方にとって孤独や不便さはストレスを感じるものと思います。
孤独や不便さは避けたいよ
そのような方々にとっては、孤独や不便さに対処する方法を見つける事が必要です。
趣味を持つ、地域のイベントに参加する、オンラインコミュニティを利用するなどはストレス解消として有効な方法です。
私の場合は、ママ友のコミュニティが移住当初の孤独を解消してくれました。
デジタル技術の活用
デジタル技術の普及は田舎暮らしのハードルを下げてくれたと思います。
インターネットを活用して遠隔地の友人や家族と連絡を取ったり、オンラインでの学習や仕事を行うなど、適切に技術を活用する事で田舎暮らしはより快適なものとなります。
私もリモートワークによる仕事を積極的に取り入れています。
デジタル技術を上手く活用しつつ、現実世界とのバランスを保つことが、健康的な移住生活を送る鍵です。
地域文化の尊重
域文化の尊重と理解は、移住者が地域社会に溶け込むために必要です。
地域に根ざした文化や習慣を尊重し理解することで、地域の人々との関係が深まります。
地元の祭りに参加する、地域のコミュニティに関わるなど、積極的に地域文化に参加し理解を深めることが大切です。
私は地元のお祭やコミュニティへの参加はそれほど積極的ではありませんが、敬意を払うことは必要です。
地域文化への敬意と理解は、共生のための重要なステップです。
地域に溶け込むポイントは視野が広いこと
これらの特徴は、一言で言えば「視野が広い」ことにつながります。
視野が広い人は、田舎暮らしの中で多様な価値を見出し、充実した生活を築くことができます。
田舎暮らしが上手くいかない人の特徴
田舎暮らしが上手くいく人とは逆に、上手く行かない人にも特徴があります。
- 都市の便利さへの強いこだわりがある
- 地域コミュニティと馴染めない
- 思い通りにならないとストレスがたまる
都会から田舎に移住すると、誰でも少なからず感じるポイントだとは思いますがある程度割り切ることも必要です。
田舎暮らしの適正の調べ方
自分は田舎暮らし向いているかな?
こんな風に考える方は自己分析をしてみるのをオススメします。
自己分析の詳しい方法についてはこちら(自己分析のやり方)を参考にして下さい。
- 自分の長所や短所
- 自分が大切にしたいこと
自己分析をすることで、田舎暮らしに適応するためのヒントが得られるはずです。
自己分析は自分で考えるやり方もありますが、ツールを使えば簡単に診断が出来ます。
オススメの診断ツールはミイダス
ミイダスは転職のための自己分析ツールですが、診断結果から自分の性格を客観的に見ることができます。
一度分析してみれば自分の適性が把握でき、活かすべき個性が明確になります。
診断結果を見てストレス要因を除くよう心がけたところ、精神的にとても楽になりました。
ちなみに、仕事も診断結果から向いている職種を選びました。
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失敗談から学ぶ:地方移住で陥りがちな罠
地方移住の失敗事例から得られる教訓は、移住を考える人々にとって非常に価値があります。
失敗事例を参考にして、地方移住のリアリティを理解し、現実的な期待値を持つことが重要です。
計画的で現実的なアプローチをとることで、移住に伴う多くの挑戦を乗り越え、成功への道を歩むことができるでしょう。
移住に失敗した人々の体験談
地方移住に失敗した人々の体験談は、これから移住を考える人々にとって重要な教訓を提供します。
失敗の理由は多岐にわたりますが、共通するのは現実的な準備不足です。
これらの体験談を通じて、移住に際しての注意点や準備の重要性を学ぶことができます。
この項ではネガティブな意見を集めましたが、
充実した生活を投稿している方も沢山います
地方移住に失敗する理由1:移住への過度な幻想
移住を考える際、田舎生活を過度に理想化することは危険です。
理想と現実のギャップにより、期待外れの感情や挫折を経験する可能性があります。
田舎生活が自然との調和やゆったりした時間を提供する一方で、医療や教育の面で都会に劣ることを認識する必要があります。
現実的な視点で田舎生活のメリット/デメリットを理解することが重要です。
地方移住に失敗する理由2:経済的な見積不足
地方での生活も意外とお金がかかることは留意しておいたほうが良いポイントです。
都会に比べた費用感は次のような感じです
※私の住む地域での感覚です。
地方での収入は都会に比べて低くなる傾向があるため、人によってはお金が足りないと感じる人も多いと思います。
リタイアされた方なら別ですが、収入についてもある程度の準備をすることをオススメします。
地方移住に失敗する理由3:地域コミュニティとの軋轢
地域コミュニティとの関係構築は、移住成功の鍵ですが、時に軋轢を生じることもあります。
地域の習慣や文化を尊重しない態度は、地元住民との間に摩擦を生む原因になります。
移住者が地域の行事に無関心であったり、地域のルールを無視することで、不信感を招くことがあります。
地域コミュニティへの敬意と積極的な参加が、良好な関係構築には不可欠です。
私の住む地域では、地域行事への参加の強要などはありませんが、少なくとも敬意を払う態度は必要です。
地方移住に失敗する理由4:ライフスタイルの変化への戸惑い
新しい環境でのライフスタイルの変化に適応することは、移住の成功に不可欠です。
田舎では都会とは異なる日々のリズムや活動が求められます。
例えば、都会では当たり前の便利さがない中で、自らの生活スタイルを見直し、新しい環境に合わせる柔軟性が必要です。
私も最初は戸惑いましたが、半年もすれば少しずつ慣れてきます
移住後のトラブル対応ガイド
移住すると、さまざまなトラブルが起こることがありますが、これらは放置すると深刻な問題に発展する可能性があり、早期の対応が重要です。
そして、トラブルを減らすための準備として、まずは移住先の地域をよく調査し、何度か訪れてその地域のリアルを感じ取ることが大切です。
以下は移住時に遭遇する可能性のある一般的なトラブルと、それらに対処する方法です。
- コミュニケーションの問題
- 生活環境の変化に伴うストレス
- 地域の独特なルールや習慣
- 交通アクセスの制限
コミュニケーションの問題
移住後、地域の住民や他の移住者とのコミュニケーションが困難になることがあります。
言葉の壁、文化的な違い、または単に新しい環境への慣れが原因で、誤解や孤立を感じることがあります。
地域の集まりに参加するなど、コミュニティに積極的に関わることで、この問題を克服できます。
積極的なコミュニケーションは、新しい地域社会での生活における重要な要素です。
生活環境の変化に伴うストレス
移住に伴う環境の変化や新しい生活スタイルの採用、地域社会への適応はストレスを引き起こすことがあります。
リラクゼーションのための時間を確保したり、趣味やスポーツに参加したりすることで、ストレスを管理できます。
ストレスマネジメントは、健康的で満足のいく移住生活を送るために不可欠です。
私の場合は、キャンプや登山などアウトドア系の趣味があったので田舎での生活に対してストレスが少なかったような気がします。
地域の独特なルールや習慣
移住先の地域固有のルールや習慣への適応は、移住生活で重要な要素です。
地域のルールや習慣を理解し、尊重することで、地域社会との関係がスムーズになります。
地域の祭りや行事に参加することで、地域文化を深く理解することができます。
私は、地域の祭りや行事への積極的な参加はしていませんが、知人の移住者の中には、祭りや行事に楽しんで参加されている方もいます。
交通アクセスの制限
地方での生活では、交通アクセスの制限が課題となることがあります。
公共交通機関の利用が限られている場合、自動車は必要不可欠な移動手段となります。
ペーパードライバーなんで自動車乗りたくないな
田舎の度合いにもよりますが自動車は(ほぼ)必須です。
ただ、道幅は広く、交通量は多くないため運転の難易度は低めです。
自動車があれば周辺地域を探索したり、日常の必需品を購入することが容易になります。
自動車の有効活用は、地方での生活の自由度と利便性を高める重要な要素です。
まとめ:自分に合った田舎暮らしを見つけるために
この記事では、田舎での生活が上手くいくためのマインドセットや移住後のトラブル対処法について解説しました。
- 新しい環境に柔軟に対応する適応力
- 地域コミュニティへの参加意識
- 一時的なトレンドに惑わされない
- シンプルな生活志向
- 孤独や不便さを楽しめる
- デジタル技術を活用
- 地域文化の尊重
メディアなどでは、ポジティブorネガティブどちらの意見であってもドラマチックに描かれる事の多い、地方への移住ですが実際には淡々とした日常をおくる方がほとんどです。
そのような日常をおくる事が嫌でなければ地方への移住は優先度の高い選択肢になります。
そして、望むような田舎暮らしをするために、事前に自分や家族が田舎生活に適応できるか、どのようなライフスタイルを求めているのかを明確にすることが重要です。
移住の準備と対策をしっかり行い、長期的な視点で田舎生活を考察することで、充実した田舎生活を送ることができるでしょう。
自分にとって最適な田舎生活を見つけるために、これらのポイントを念頭に置き、慎重に計画を進めていくことが肝要です。