ハローワークでまともな管理栄養士の求人がない(泣)
この記事はこのような不満を持つ人に向けて書かれています。
はじめまして”ささ”と申します。
プロフィールは以下の通り。
・結婚を機に都会から地方に移住(20年経過しました)
・3人の子供の母
・管理栄養士として総合病院、クリニック、特老などの勤務
・現在は独立し、企業向けに栄養指導を行う
「仕事探し=ハローワーク」と考えている人は多いのではないでしょうか。
実際に私も長い間そのように考えていました。
しかし、地方では条件の良い”まとも”な仕事をハローワークで見つけることは困難です。特に管理栄養士などの専門職を探すことはオススメしません。
この記事では、次のようなことについて解説します。
- ハローワークでまともな専門職の求人が見つからない理由
- 仕事探し以外のハローワークの活用方法
- ハローワーク以外の仕事探しの方法
この記事がハローワークを活用するヒントとなれば幸いです。
ハローワークでの仕事探しを勧めない理由
仕事探しの基本はハローワークだよね?
仕事探しと言えばハローワークという考え方の方は多いと思います。
実際にハローワークには多くの求人情報が掲載されています。
しかし、内容を見てみると特定の産業や職種に集中している傾向があり、特に管理栄養士などの専門職の求人数は少く、掲載されている雇用条件もあまり良くありません。
そして、ハローワークを使った就職活動はとてもに非効率です。。
ハローワークの限界
ハローワークは全国に設置されている公的な職業安定所で、多くの求職者にとってアクセスしやすい転職支援窓口となります。
そして求人を出す企業側にとっても無料で簡単に求人掲載できるためとても求人の出しやすい状況となっています。
しかし、無料で簡単に求人依頼出来ることが仇となり、人材獲得にコストをかけるという考えのない企業も求人の依頼を出すため、条件の悪い求人があふれてしまいます。
また、ハローワーク側の審査が甘いのか紹介されている労働条件が曖昧だったり、誤った情報が記載されていることもあります。
面接してみたら、労働条件が紹介文と全然違うなんてこともありました
ハローワークでキャリアコンサル
ハローワークでも転職についてのアドバイス受けられるよね?
確かにハローワークでも転職についての相談をしたり、アドバイスをもらえたりはします。
しかし、ハローワークの担当者の多くは、非正規雇用の職員である事が多くキャリアコンサルの専門家というわけではありません。
そのため、キャリアコンサルを受けるのであれば、転職エージェントなどを利用した方がまともな回答を貰えます。
転職エージェントの多くは無料で利用する事が出来るため利用しない手はありません。
ハローワークでの就職活動は非効率
ハローワークの求人はネットでも調べることができます。しかし、直接ハローワークに行かなければ、細かい内容をチェックするする事ができません。
そして、掲載されている求人に応募する際は、ハローワークで紹介状を書いてもらわないといけないため、どうしてもその場所に通う必要が出てきます。
紹介状のシステムは誰のために行われているのか理解できないですね。
また、営業時間も問題です。
地域差はあるかもしれませんが、ハローワークの営業時間は、8時30分~17時15分。土日祝日は休みです。
在職中の転職活動では通いにくい時間なんですよね。
ハローワークの活用方法
ハローワーク必要ないのかな?
仕事を探すという面ではあまりオススメ出来ないハローワークですが、とても重要な役目があります。
ハローワークで利用したいのは次の2つのサービス。是非活用して行きましょう。
- 失業保険の手続きをする
- 職業訓練の受講手続き
失業保険の手続き
ハローワークを利用する目的の一つが、失業保険の手続き。
こればかりはハローワークでないと出来ません。
失業保険の受給は労働者の正当な権利です。
仕事をやめた際には必ずハローワークを訪れ、失業保険の申請を行って下さい。
このとき、ついでに求人情報を見る方も多いと思いますが、正直まともな求人は期待出来ないです。
職業訓練の受講
ハローワークで求職中の届け出をしておけば、数ヶ月間の職業訓練を受ける事が出来ます。
そして訓練にかかる費用は不要。そして訓練を受けていれば失業手当の受給の延長をすることも出来ます。
延長は数ヶ月程度。
詳しくはハローワークで手続きの際に確認して下さい。
失業手当をもらいながら、無料で資格やスキルを身につける事が出来るため、利用しない手はありません。
まともな求人の探し方
ハローワークが使えないのはわかったけど・・・
だったら、どうやって就職活動すればいいの?
今の時代、仕事を探せるサービスは無数にあります。
- オンライン求人サイトの活用
- 転職エージェントの活用
様々な選択肢がある中で、ハローワークしか使わないのは就職活動中のライバルに差をつけられてしまう事になってしまいます。
オンライン求人サイトの活用
地方での転職活動において、オンライン求人サイトは非常に有効なツールです。
これらのサイトは、地域や職種、経験レベルに応じた様々な求人を提供しており、特に地方の求職者にとっては、多様な選択肢を得る手段として重要です。
Web版のハローワークと何が違うの?
このように、考える方も多いと思います。しかし、企業側がオンライン求人サイトに求人募集の広告を出すとき、多くは有償です。
そのため、オンライン求人サイトには人材獲得にコストをかける事が出来る“まともな企業”が広告を出すことが多くなります。
また、広告を掲載する側も有料である以上、あまりいい加減な求人を乗せることは少なくなります。
そして、オンライン求人サイトではリモートワークやフリーランスといった新しい働き方の求人も増えています。
これは地方にいながら、都市部と同条件で仕事が出来るメリットがあります。
かく言う私も今はオンライン求人サイトで見つけたリモートワークの仕事をしています。
専門的な転職エージェントの利用
今の時代、仕事を探すなら転職エージェントの活用は必須と言っても過言ではありません。
私も就職活動を行う際にとてもお世話になりました。
求人サイトで仕事を探す場合、希望条件に合う仕事の見つけることや、求人に応募することが億劫になり、なかなか先に進めない事があります。
しかし転職エージェントを利用すると、個々の転職者に合った求人を紹介するだけでなく、キャリアアドバイスや面接対策など、転職活動全般にわたるサポートを提供してくれるため、ある意味強制的に就職活動を進める事ができます。
そして、求人サイトなどには紹介されていない「非公開求人」を紹介してもらうことも可能です。
そのため、本気度の高い就職活動であれば最も優先して利用することをオススメします。
まとめ:ハローワークは仕事を見つける場所ではない
ハローワークには主に3つの役割があります。
❶仕事を探す
❷失業保険の手続き
❸職業訓練の受講
この中で、「❶仕事を探す」役割についてはまともな仕事を見つける事が難しいためオススメ出来ません。
- 人材獲得にコストをかけない企業が求人している
- 掲載されている求人情報に誤った内容が記載されている
- 管理栄養士等の専門職の仕事が少ない
- 求職者が欲しい情報が手に入らない
- ハローワークに通う必要があり非効率になる
- 相談員が転職の専門家ではない
ハローワークは失業保険の手続きと職業訓練を受ける所と考え
職探しは別の方法で行うのが効果的です
ハローワークを使って就職活動するのは非効率で、求人の条件も悪いことを理解し、あえてハローワークをメインに利用しないことをオススメします。
仕事を探す際にはオンラインの求人サイトや転職エージェントを活用する事で、効果的に就職活動が行なえます。