転職先がブラックな職場だったらどうしよう
この記事はこのような不安を持つ人に向けて書かれています。
今回の記事は私の転職失敗談の紹介デス
- 私がブラックな職場で働くことになった経緯
- 私がブラックな職場を抜け出した方法
“ささ”と申します。プロフィールは以下の通り。
- 結婚を機に都会から地方に移住(20年経過しました)
- 結婚や出産などを機に多くの転職経験あり
- 管理栄養士として総合病院、クリニック、保育園、特老などで勤務
- 現在は管理栄養士として独立し、企業などで栄養指導を行う
転職を多く行った分、失敗もたくさんしています
転職したものの、新しい職場がブラックだったなんて話を聞くと、転職に対し不安になる方も多いと思います。
転職するの辞めておこうかな
不安な気持ちはわかりますが、必要以上に心配しなくても大丈夫です
私も何度か行った転職の中には明らかに「失敗だったなあ」と思えるような職場もありました。
この記事では、私がブラックな職場で働くことになり後悔したことや、そんな職場を抜け出せた経緯をお話します。
この記事がブラックな職場を回避する又は、ブラックな職場から逃げ出す際の参考になれば幸いです。
管理栄養士として転職を考える前に
転職したい
転職を考える理由は様々ですが、主に次のような理由があります。
- 職場でパワハラなどのハラスメントがある
- 職場の人間関係が良くない
- 結婚や出産など家庭の都合
- 仕事の内容が自分の希望に合わない
- 他の職場が魅力的に見える
職場を変える以外に自分ではどうしようも無い理由や、パワハラなどのハラスメントがあり、職場での改善が見込めないのであればすぐにでも転職すべきです。
ハラスメントなどを無理にガマンしても良いことは何もありません。とっとと辞めるべきです。
ただ、一方で転職を一旦立ち止まって考え直してみる理由もあります。
それは、今の職場と比べて、知人や親族が紹介する職場の方が良いと考えてしまう場合です。
私は実際にこのパターンで転職を決意し失敗してしまった事があります。
転職を判断する時は、他人の判断をあまり鵜呑みにしない事が大切です。
田舎の管理栄養士が経験した転職の失敗談3つ
転職をすることで心機一転がんばろうという気持ちになりますが、一方で予想していなかった落とし穴にはまる事も少なくありません。
私も何度か転職を行いましたが、思い返してみるとひどい環境だった職場もいくつかあります。
ここでは私の転職失敗談を3つ紹介します
①上司との人間関係
最初の転職失敗談は、子どもが保育園に通えるようになってからハローワークの求人で見つけた病院で働き始めたときに経験しました。
- 上司が子育てに対する理解がなく、子育てをする私との間にギャップが出来、関係が悪化してしまった
女性ばかりの職場でしたが”働くお母さんの比率が異常に低い”、”離職率が高い”など怪しい点がありました。
このときは、自分の仕事経験が少なかった事から「こんなもの」だと諦めてしまい転職活動をしませんでしたが、第2子が出来たタイミングで辞めることが出来ました。
今にして思えば、あまり無理をしてガマンをせず、早く別の職場に転職をすれば良かったと感じています。
失敗の原因
就職活動の際に焦っていて、職場についてあまり調べる事なく就職を決めてしまった。
②職場の文化の違い
2つ目の失敗談は、ハローワークで見つけた保育所で働いた時の経験です。
- ベテランの調理師さんが現場を取り仕切っていて、管理栄養士の指示を聞いてくれない
- 上司もベテランの調理師さんに気を使いなにも言えない
職場のみんながベテランの調理師さんの顔色を伺っているような状況でした
休みの日に職場のみんなで集まってBBQなどのイベントがあるというのも私には合わないポイントでした。
失敗の原因
職場の雰囲気や仕事のやり方に馴染めなかった
③想定外の業務と仕事量
3つ目は、知人の紹介で転職した特別老人介護施設で働いた時の失敗談です。
- 管理栄養士として就職したにも関わらず介護の仕事の手伝いをさせられる
- 想定外の仕事のせいで管理栄養士の仕事が滞り時間外に作業をしても残業代が出ない
- 有給が勝手に取得したことにされる
だれがどう見ても真っ黒です。
3ヶ月ほどで退職しました。
上で紹介した①、②の2つの失敗談とは比べ物にならないブラックな職場でした、このときは「次の職場をみつけてから」といった悠長なことを考えず直ぐに逃げ出すことが出来ました。
失敗の原因
知人の紹介ということもあり、あまり下調べをしないで転職を決めてしまった
後で知ったことですが、何度も労基署から何度か指導を受けている職場だったようです
転職先を選ぶ前に考慮すべきポイント
転職を検討する際には、ただ仕事があるからという理由だけで決断するのではなく、以下のような重要なポイントを慎重に確認する必要があります。
- 過去に労基署から是正勧告を受けていないか
- 自分と境遇の近い職員はいるか
- 離職率はどの程度あるか
これらの要素を理解し、自分自身のキャリア目標やライフスタイルに合っているかどうかを評価することが成功への鍵となります。
労基署からの指導
過去に労基署からの指導を受けた事がある職場は細心の注意が必要です。
是正勧告を受けて問題が改善されたなら良いんじゃないの
私もこのように考えていました。
しかし、残念ながら多くの職場では是正勧告を受けるような体質が”企業文化”として根付いてしまっています。
そのため、是正勧告を受けたからと言って、ブラック企業の体質がいきなり変わるとは考えられません。
参考までに厚生労働省からは以下のような情報が提供されています。
ブラック企業を判定する一つの目安にはなります。
各都道府県労働局が公表した労働基準関係法令違反に係る公表事案のリスト
※主に安全面に関することで行政指導を受けた企業が公表されています。
労働基準関係法令違反に係る公表事案
境遇の近い職員
転職先に自分と境遇の近い職員がいるかどうかもチェックするべきポイントです。
自分と境遇の近い人であれば、価値観や考え方も近くなる傾向があります。
そのため、境遇が近い人がいるかどうかは自分にとって働きやすい職場かどうかの判断基準となります。
職場の規模によっては難しいこともありますが、私の場合は以下のようなチェックで自分と近い人がいると安心します。
- 結婚してるか
- 子どもはいるか
- 子どもの年齢
- 転職経験はある
離職率の高さ
離職率が高い職場も注意が必要です。
仕事を辞める理由には職場環境や給料の低さなど、様々な理由があります。
多くの人が辞めたいと考える職場は多くの問題を抱えている可能性が高くなります。
ネット上の口コミや退職者の方から話が聞けると参考になります。
転職後に新しい職場に溶け込むヒント
転職したけど新しい職場に馴染めない
まともな職場であっても、転職をしてしばらくはこのように感じる方が多いと思います。
ここでは転職した際に私が行っていた職場に溶け込む方法を紹介します。
新しい環境がまともな職場の場合に限ります。
積極的なコミュニケーション
職場でうまく溶け込むためには、積極的にコミュニケーションを取ることが大切です。
仕事とは関係のない会話であっても、普段からコミュニケーションを取っていれば仕事も円滑に進める事が出来ます。
会話が苦手という方はあいさつから始めれば大丈夫です。
わからないことは素直に聞く
わからないことを聞くのは結構勇気のいることですが、わからないことを放置せず質問をすることで仕事に慣れて行くことが出来ます。
積極的に質問をすることで“学ぶ姿勢がある”というアピールにもなります。
ただし、何度も同じ質問をすることは避けた方が無難です
また、質問そのものがコミュニケーションとしての役割も果たします。
職場の文化やルールを理解する
転職した人の多くが、前の職場と仕事の進め方や考え方が違うことに困惑すると思います。
まずは新しい職場の文化やルールを受け入れる事が大切です。
馴染めない文化やルールであってもいきなり否定するのではなく、一度受け入れる姿勢を見せることが大切です。
そのうえで、自身が持っている前職の仕事のやり方を改善提案という形でアイデア提供すれば、受け入れてもらえる可能性も高くなります。
まとめ:転職で後悔しないための教訓(3つ)
この記事では私の転職失敗談を紹介しました。
私が転職の失敗から学んだ教訓は次の3つ。
転職前に次のような事が確認出来ると転職の失敗は減らせます
- 行政指導の有無
- 離職率
- 職場の口コミ情報
- 退職者の話
新しい職場では、環境に溶け込む姿勢を見せると早く組織に馴染むことが出来ます。
どんなに注意して転職を行っても、入ってみたらブラックな職場だったということは起こり得ます。
ブラックな職場と気づいたときには出来るだけ早く逃げるようにして下さい。
仕事を探す人にとって、転職先が自分に合うかはとても重要な問題です。
ただし、失敗を恐れるあまり転職活動に消極的になる必要はありません。
紹介した3つのポイントに注意するだけで転職後の後悔はグッと減ります。
ぜひ、後悔のない就職活動を行って下さい